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2009/12/07
-炭-②

おはようございます。
師走です。2009年も1ケ月をきりました。


さて、先々週に引き続き、紅鮭燻製を作る時に使用している炭について
ご紹介したいと思います。

まず、こちらが実際に弊社で使用している炭を製作している
『(有)白川林産 久吉地区木炭生産組合』の釜の写真です。

↑ 釜の入口が開いている状態                      ↑ 釜の入口が閉じている状態

炭は、自然の木などが160℃~400℃で熱分解し、260℃~800℃で炭化、
1800℃で炭素になる過程で出来ます。しかし、空気中でこのように温度を上げていくと、
燃えて灰になってしまいます。
空気が少ない状態で温度を上げていくと、300℃くらいから急激に組織分解を始め、
二酸化炭素などの揮発分がガスとなって抜け去り『炭』が出来ていきます。

上記の写真の釜を絵にすると、こんな感じになります。ヘタですみません・・・


炭焼き釜は昔から山などで行われている方法です。
赤熱した炭を取り出して消し粉をかぶせて消せば『白炭』、温度が下がるまで
密閉して赤熱した炭を放置すれば『黒炭』となります。
弊社ではこの『黒炭』を使用しています。

(有)白川林産の釜はケイソウ土(七輪などを作ったりする土)で作られていて、
昭和58年の創業当時からの釜を現在でも使用しているそうです。
すごい耐久性ですよね!!

この釜に長さ約1m、幅約20cmにカットした(油圧の機械でカットします)
ナラの木の原料を入れて炭を作ります。

そうして出来上がった炭は約30cmにカット、梱包し出荷されていきます。



さて、2回にわたりご紹介してきた『炭』
素人ながら見学等をしてご紹介させて頂きました。
簡単な説明で、わかりにくいところも多々あるかと思いますが
何卒、ご了承願います(^_^:)

また、(有)白川林産のナラの木で出来た炭に興味をもたれた方、
弊社までご連絡頂けましたら、連絡先等をお知らせ致しますので、
お気軽にお問い合わせ下さい。

担当:竹内  TEL017-788-0762